院長の紹介
ご挨拶
気管支喘息について
当院で最も多くみられる病気は「気管支喘息」です。
気管支喘息とは、空気の通り道である気道(気管支)が炎症を起こし、その結果として気道のまわりの筋肉がけいれんして狭くなる病気です。
気道が狭くなると、空気が無理やり通ろうとするために「ひゅー」「ぜー」という音(喘鳴:ぜんめい)が聞こえたり、呼吸が苦しくなったりします。
特徴
・夜から朝方にかけて症状が悪くなりやすい
・季節の変わり目や、カゼをきっかけに症状が強くなる
よくある誤解
以下のような考え方はすべて誤りです。
・喘息は子供の病気で、大人には発症しない
・咳や痰が長く続くのは「カゼが長引いている」だけ
・咳が出ないから喘息ではない
・診察時に「ひゅー」「ぜー」の音が聞こえなければ喘息ではない
まとめ
・喘息はとても身近な病気で、成人の有病率は約5〜10%といわれています。
・正しく診断することが、治療の第一歩です。
これは気管支喘息の患者さんに行われた「気管支造影検査」の写真です。現在ではほとんど行われない検査ですが、造影剤という薬を気管支に注入して、その形を調べる方法です。
・写真(A)は喘息発作中
・写真(B)は治療後
赤い矢印⇒に囲まれた白い線で示されているのが気管支です。
発作中(A)では気管支が細くなっているのに対し、治療後(B)では広がっているのがはっきり分かります。
このように、喘息発作のときには肺の中の空気の通り道(気管支)が狭くなるために、息苦しさや咳、ゼーゼー・ヒューヒューという音が出るのです。
院長プロフィール
理事長 増本 英男

- 経歴
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昭和30年10月 山口市湯田生まれ 昭和49年3月 山口高校 卒業 昭和56年3月 長崎大学医学部 卒業 昭和56年6月 長崎大学第2内科 入局 昭和58年4月 長崎大学医学部大学院 入学 昭和62年9月 佐世保市立総合病院呼吸器科 平成6年7月 宮崎医科大学第3内科 講師 平成9年1月 徳山記念病院内科 部長 平成10年10月 ましもと内科呼吸器科 院長 平成29年12月 医療法人ましもと内科呼吸器科 理事長 - 専門とする疾患など
- 喘息、せき・たん、息切れ、睡眠時無呼吸、禁煙治療、COPD(肺気腫)、肺炎、気管支炎、かぜ一般、在宅酸素療法
- 所属学会・認定医
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- 医学博士
- 日本内科学会認定医
- 日本呼吸器学会認定医
- 日本医師会認定産業医