院内設備・検査機器
AI技術を活用した、胸部X線画像診断支援システム
胸部X線画像をAI(富士フイルム、EX-Mobile)が自動解析し、結節・腫瘤影(肺がん、肺結核など)、浸潤影(肺炎など)、気胸が疑われる領域を検出し、マーキングします。
その領域を医師が再確認することで、見落とし防止を支援します。
尚、この検査で追加費用は発生しません。
〇枠、矢印部位に、白いうっすらとした影がありますが、見落とす可能性があります。
AI処理で、同部位が緑色にマーキングされました。
その後、手術が行われ、早期肺がんと判明しました。
病医院専用の空気清浄装置
新型コロナウイルス感染症対策として、待合室と診察室の天井に高性能の病医院専用の空気清浄装置(クリーンシステム35M)を設置しています(〇枠)。また、レントゲン室と処置室には病医院専用の空気清浄機(クリーンパーティション)が稼働しています。
これらにより空気中に浮遊するウイルス、細菌、カビ、塵埃、悪臭などを除去し、清潔で安心できるクリーンな院内環境をつくっています。
診察室
待合室
胸部CT検査
16列のヘリカルCT(日立 Supria)を2014年8月より導入しました。より短時間に、より高画質のCTをご提供できます。
普通の胸部X線写真でわからないような早期肺癌やCOPD(肺気腫)がCT検査で見つかることがあります。
- 検査料
- 胸部CT検査料/3割負担で4,410円
呼気NO(一酸化窒素)検査
一定の速度で10秒ほどかけて息を吐きだすことで測定できる、喘息の簡単な検査です。
一般に気管支喘息では呼気中のNO(一酸化窒素)値が上昇します。ありふれた病気である気管支喘息の診断は簡単なようですが、確定診断が難しい病気の一つです。咳嗽や呼吸困難を繰り返し、他の医療機関で喘息と言われても、受け入れがたい方も多いかと思います。
この検査は喘息の補助診断として、有用な検査です。呼気NO値が37ppb以上であれば、特異度99%(100人中99人が喘息で、一人だけが喘息ではない)で、ほぼ間違いなく、喘息と診断できます。
しかし、このNO値が低くても、喘息は否定できません。多くはありませんが、喘息のタイプによっては、NO値が上昇しない場合もあります。
気管支喘息の治療に伴って、呼気NO値が低下しますので、喘息コントロールの目安になります。
咳が止まらないと受診される方は多いのですが、その中に咳喘息という病気があります。咳喘息とは、ぜーぜー、ひゅーひゅーなどの気管支狭窄症状がなく、咳しか認めない、軽症の喘息です。咳喘息の場合、呼気NO値は気管支喘息程上昇しませんが、NO高値が証明されれば、的確な診断ができます。
- 検査料
- 呼気NO検査料/3割負担で720円